2020-03-11 第201回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
二日目は、早朝に根室を出発し、まず、別海北方展望塔及び標津町の北方領土館を順次視察しました。これら施設から国後島を展望するとともに、国後島集落の一軒一軒の家々を元島民が再現して描いた鳥瞰図などを視察しました。その後、羅臼国後展望塔を視察し、眼前に横たわる国後島が一望できましたが、羅臼漁港と国後島の間の幅約二十五キロメートルの海域は、手を伸ばせば届くような近さであることが実感されました。
二日目は、早朝に根室を出発し、まず、別海北方展望塔及び標津町の北方領土館を順次視察しました。これら施設から国後島を展望するとともに、国後島集落の一軒一軒の家々を元島民が再現して描いた鳥瞰図などを視察しました。その後、羅臼国後展望塔を視察し、眼前に横たわる国後島が一望できましたが、羅臼漁港と国後島の間の幅約二十五キロメートルの海域は、手を伸ばせば届くような近さであることが実感されました。
第二日目は、根室市水産加工振興センター、北洋サケ等の加工、製品化を行っている株式会社カネヒロ、標津川サーモンパーク整備事業、中標津空港整備事業につき視察等を行い、また別海北方展望塔及び標津北方領土館を訪ねました。
また、北方領土の歴史と領土返還の訴えをつづった展示施設は、納沙布岬に北方館、望郷の家、標津に北方領土館が設置されており、一隅に置かれた返還要求署名簿には全国の人々の賛同が記されておりました。 早期に北方領土の返還を実現し、日ソ間の安定した友好関係を築き上げることは国民のすべての願いであり、それが果たされるまで、日本の戦後が終わったとは言えません。
次いで標津町においてサケの遡上状況及び北方領土館を視察し、さらに中標津町において開陽台より北方領土隣接地域の振興状況等を視察いたしました。 第三日は、現地から釧路空港を経て羽田へ帰着いたしました。
ところが、それについて、残念でありますけれども一国後島を展望するそのような設備というのは、若干羅臼と離れておりますが、標津町というところに一部が見られますけれども、北方領土館というのがありますけれども、羅臼町には全くないんですね。知床半島に全くこれらの施設が実はないわけですが、これらの事実について大臣は、御承知だと思いますけれども、どうお考えでありますか。
しかし、政府も今日まで非常に努力をし、北方領土館あるいは北方館というようなものもつくり、さらに二月七日という北方領土の日もつくって、国民全体のこの北方領土の返還というそういう総意に相なっておることについては心から敬意を表したいし、一日も早くその実現をわれわれは期したいものだと、かように考えておる次第であります。